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『Bag of Bones』は、さまざまな作家の影響が感じられる作品でもある。ハーマン・メルヴィルやレイ・ブラッドベリらの精神があちこちから伝わってくる。ふたつのロマンス(主人公は妻との結婚生活の思い出にふける。また、のちには霊感の強い不思議な娘をもつ、若いシングル・マザーに夢中になる)の描写もしかりだ。また、主人公がベストセラー偏重の世の中に対してさり気なく皮肉を言う場面もある。「出版社の奴らは、生きのいい作家ばかりをちやほやする。スシのネタじゃあるまいし」。愛情、ばらばらの家族、作家生活、危険に脅かされる子どもたち、そしてどこか昔のスタイルにのっとった話の展開。これらの多くの点から言えば、この作品はジョン・アーヴィングの小説にも通じるものがある。
本書は、いきな言い回しやきわどいユーモアがちりばめられた、まさに典型的スティーヴン・キング作品である。布団の中でちぢこまって読んでいれば、ベッドの下からぬっと突き出た悪霊たちの手につかまれ、身も凍る思いをすること間違いなしだ。
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