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というのも、まず出だしはスペインの曲で、そのあとバッハ(従来なら先頭にくる)、バラキレフ(演奏不可能なことで名高い彼の「イスラメイ」をジュリウス・カッチェンが難なくクールに弾いている)、バルトーク、ベートーヴェン、ブラームス、ショパン、ドビュッシー、ガーシュウィン、ゴットシャルク、グラナドス、グリーグ、ヘンデルへと導かれる。
彼ら全員に共通してたしかにある一つのものは、タイトルにある情熱で、彼らに対してはわがガイドたちがよく尽くしている。ガイドたちとは、テューレック、ケンプ、コチシュ、リール、バレンボイム、アルゲリッチ、ミケランジェリ、デ・ラローチャ、ギレリス、ガブリロフのことである。たくさんの名前を挙げたのは、これらはそれぞれの分野におけるトップ・ネームであり、このセットから何が期待できるか、それを示したかったからである。スペインのヴェテラン・ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャには当然のことながら、アルベニスやグラナドスを十全に扱ってくれることを期待するだろうが、このセットを締めくくるヘンデルの作品を気持ちよく演奏する彼女にも耳を傾けてほしい。
レコーディングの時期は1955年から1998年にわたっているが、演奏のみずみずしさはこの間のレコーディング技術の変化を超越している。(Keith Clarke, Amazon.com)
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