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「喧嘩キロク」と呼ばれたバンカラ気質の麒六を、コミカルにかつ豪快に描いた青春映画の金字塔である。のちの青春映画に大きな影響を与えた集団での喧嘩シーンのアクションばかりでなく、麒六がマドンナ道子と桜並木を歩くシーンのリリシズム、道子のピアノの前で勃起してしまうシーンのユーモア、そして軍国主義時代へ突入することを暗示する雪の行軍シーンなど、清順美学が見事に結実している。高橋英樹の破天荒な熱演と浅野順子(現・大橋巨泉夫人)の可憐さがひときわ印象的だ。(堤 昌司)
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