フォーレ:室内楽全集(1)

Cover image : フォーレ:室内楽全集(1)

商品情報

ASIN
B00005LK3B
発売日
2001-07-25
Amazon.co.jp(Japan)の商品情報
フォーレ:室内楽全集(1)
EAN
4943674027026
枚数
2枚
制作者
ガロワ=モンブラン(レイモン)
ナバラ(アンドレ)
フォーレ
ユボー(ジャン)
リキアン(コレット)
ヴィア・ノヴァ四重奏団
商品種別 ( Product Group )
Music - CD
レーベル ( Label )
ワーナーミュージック・ジャパン

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   フォーレの音楽は大言壮語しない。がなりたてない。かといって渋い顔を作っているばかりではない。しゃれていて、適度にモダンで、感情も豊かだ。彼の室内楽作品には特にそれがいえる。
   1枚目のCDにはピアノ4重奏曲2曲、2枚目にはピアノ5重奏曲2曲がそれぞれ収められているが、編成の違い、作曲年代の違い(4重奏曲の方が早い)から、随分と違った印象が感じられる。
   まず、ピアノ4重奏曲の方からいくと、もやのかかったような響きが全体を支配する。ユニゾンが効果的に使われ、胸騒ぎのような切迫した気持ちが高揚することもあるが、夢幻的な雰囲気に落ち着くことが多い。これに対し、ピアノ5重奏曲はヴァイオリンが1つ多い分だけ音に密度の高さが感じられる。60~70代に達したフォーレの書法は円熟するとともに力強さを増している。ハーモニーの面でも複雑になり、サウンドの変化も大きい。デリケートさを保ちながら、リズミックなおもしろさも加味して興味が尽きない。第1番の第3楽章、第2番の第2楽章など、われわれの時代のポピュラー音楽を一部先取りしているかのようにさえきこえるのだ。思いがけない飛び方をするメロディー、ひんぱんな転調によってもたらされた浮遊感のなんと気持ちよいことか。
   ピアノのジャン・ユボーを中心としたこのCDは、1969~70年にパリで録音され、フランスのACCディスク大賞、日本のレコード・アカデミー賞を受けている。(松本泰樹)

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